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工事一覧1

水中溶接工事

水中溶接工事とは、物を固定するための溶接、止水するための溶接、強度を補うための溶接など、目的は多種多様です。

水中溶接工事事例

物を固定するための溶接や、止水するための溶接、また強度を補うための溶接など、様々な目的があります。 型枠作業ではブラケット、セパレータ、ジベル筋の溶接があり、止水作業では鉄板同士、また鋼矢板と鉄板、鉄板とステンレスなど、材質や形状の違ったものの溶接もあります。

対応範囲

作業可能水域:海、河川、池、ダム、地下水、下水、プール、水槽等

陸上との違い

水中での溶接は、直流溶接機を使用し、防水被覆した溶接棒を使用します。
陸上の溶接とは異なり、水温、水圧、浮力などが溶接の仕上がりや強度に大きく影響してきます。陸上での溶接と比較すると、水中溶接では瞬間的に冷却して行うため、強度は約20%、延性は約40%ほど低下するとされています。そのため、水中溶接を行う際には、ビートを細かく一定にするなど、強度を考慮した上での作業が必要となってきます。


防食工事

防食には塗料やパテなどを塗布するライニング工法と、エポキシ樹脂塗料などを塗布する塗装工法、また、水中の鋼構造物にアルミ陽極を取り付ける電気防食工法に大別されます。

施工事例

鋼管や鋼矢板等の腐食を防ぐもので、アルミ陽極を水中溶接で取り付ける電気防食、エポキシ樹脂等を用いて母材に膜を覆う被覆防食が主に行われています。
水中にある鋼矢板や鋼管などを全体的に防食する場合は電気防蝕を、潮の干満で空気中にも出たり水に浸かったりする部分には被覆防蝕を行うことが多いようです。

対応範囲

作業可能範囲:鋼矢板護岸・鋼管矢板護岸・桟橋下部鋼管・橋脚・鋼製スクリーン・ゲートなど

陸上との違い

水中では主に電気防食かライニングが行われていますが、港湾構造物に施工される電気防食は海水中において防食効果が高く、経済的だといわれています。
水中でのライニングは防食の敵ともいえる海水をいかに排除しながら施工するか、というところがポイントで、パテ状の塗料の撫で付けやテープ巻きの過程に於いて防食材料と母材との間に海水が残らないような施工が要求されます。


アンカー打設・コアー抜き工事

視界の悪い水中で、いかに正確に据付工事を行い、設置出来るかが大きなポイントです。

アンカー打設・コアー抜き施工例

主に以下のような場合があります。
・閉塞鉄板の固定・防舷材の設置
・ブラケット取付・ブロック引揚げ
・コンクリート構造物の撤去工事・岸壁補修工事
・ホールインアンカーやケミカルアンカーの引き抜き強度試験など。

対応範囲

作業可能水域:海、河川、池、ダム、地下水、下水、プール、水槽等

陸上との違い

水中では、鉄板等、固定する物を正確な位置に仮止めし、その穴に直接アンカーを打設する方法が多く行われています。
その際、構造物に配置されている既設の鉄筋を破損させないよう図面と照らし合わせたり、必要に応じて非破壊検査を行って鉄筋の位置を探ることもあります。
また、陸上に比べて視界が悪いため、削孔長及び、削孔角度を一定に保つための治具を使用することもあります。


水中切断工事

水中切断作業は、主に構造物や設備などの撤去時に行います。護岸の整備工事や岸壁の補修工事、推進の到達立坑での鏡切断など、多岐に渡ってこの作業が行われています。

水中切断工事施工例

主に以下のような場合があります。
・低水護岸工事完成後の締め切り鋼矢板の水中切断
・立坑内に推進機が到達したときに行われる鏡切断
・土砂搬出桟橋等の解体時に行うブレスやH鋼杭の水中切断
・水中構造物の組み立ての際に空けるボルト穴の切断
・方塊や沈睡等の吊り環の切断
・本船のプロペラの切断など。

対応範囲

作業可能水域:海、河川、池、ダム、地下水、下水、プール、水槽、その他視界ゼロの環境でも様々な工夫を凝らし水中切断を行います。

陸上との違い

陸上での切断は主にガス切断を行いますが、水中では酸素アーク切断が主流です。酸素アーク切断とは、ミニランス棒を用い、切断棒の中の穴を酸素が通り、切断棒が母材(切断する鋼材)に接触してアークが発生したときに溶けた母材を酸素で連続的に吹き飛ばす要領で切断作業を行います。


閉塞工事・止水工事

閉塞工事、止水工事は下水管の新設工事やポンプ場の改修工事などでも行われることがあります。閉塞後止水して、その反対側で一般作業員の方が本体作業を行うので、水圧に応じた強度が求められます。

施工事例

主に以下のような場合があります。
・下水管渠のバイパス管築造に伴う管渠閉塞
・ポンプ室改修時の開口部閉塞
・ゲート補修工事における水路の閉塞
・工場の取水口閉塞など、壁面や床面、あるいは天井の開口部、また取水管の閉塞など。

対応範囲

作業可能水域:海、河川、池、ダム、地下水、下水、プール、水槽など。

陸上との違い

水中での閉塞工事は双方の水位が同じでないと作業が困難で、流れのある箇所等では予めバイパスを設けて流れを逃がす等の対策が必要です。
止水工事では漏水箇所にダイバー自身が吸い込まれないよう、十分な打合せと安全対策が欠かせません。


清掃工事、ケレン工事

構造物の表面についているカキや貝、生物、サビなどを除去する作業です。目的によりケレンや清掃の使用工具や精度が違ってきます。

清掃工事、ケレン工事施工例

取水口の清掃、護岸の鋼管杭や鋼矢板のケレン、既設コンクリートの壁面下地処理、スクリーンのゴミ取りなどがあります。

対応範囲

作業可能水域:海、河川、池、ダム、地下水、下水、プール、水槽他

陸上との違い

流れ等の外部からの影響が少ない場合は簡素化した足場で作業が可能です。


潜水調査工事

本体工事を始める前に、あらかじめ水中の状況を潜水調査し、その状態を把握して、施工方針や対処方法を検討していただくための作業です。それだけに調査個所や目的、方法等、綿密な打合せが必要となります。

潜水調査工事事例

護岸の鋼矢板や鋼管の腐食状況、湖底の土砂堆積状況、コンクリート構造物の亀裂や破損状況などの調査があります。
例えば、ダム壁の亀裂・穴の確認調査を依頼された際に、水深35m地点に小さな漏水を発見しました。水中において肉眼で発見するのが困難でしたが、独自で漏水発見器を作製することで漏水を発見することができました。

陸上との違い

水中の状況は出来る限り施主様にリアルタイムでご覧いただくため、水中ビデオを用いることがあります。施主様のご要望にお応えしながら、必要に応じ、状況説明のナレーションも入れて、画像の編集をいたします。


障害物撤去工事

鋼管や矢板の打設法線上の障害物の調査とその撤去、ライナープレートの組立時に障害になる裏込め材の削岩撤去などがあります。水中なので視界が不良な場合が多いですが、小さな撤去物も逃さずに撤去することがポイントとなります。

事例1 ケーシングの撤去工事

「地中障害物に食い込んで分断した巨大ケーシングの撤去工事」という特殊な工事を行いました。
(右の画像が、その巨大ケーシングです。)
水深20mでの困難な環境でしたが、安全に気を配りながら何度も潜水・溶接を繰り返し、撤去することに成功しました。

事例2 防波堤の撤去工事

防波堤の工事に伴い、海中の鋼管を切断し撤去するという工事でした。
クレーンで鋼管を掴み、水中で切断した後引き揚げを行ったのですが、その鋼管へのクレーン誘導もダイバーが行いました。